シクラメン

きな作家さんの話をします。

 

ところで、私のブログタイトル、誰かが気付けるものなのかどうかわかりませんが、「ちくわパン」から始まり「いくら丼」と続いて、今回は「シクラメン」にしました。これにはとくに意味は無いんですが意図はありまして。

ちょっと声に出して読んでみてほしいんですけど。

「ちくわパン」

「いくら丼」

シクラメン

そうです。お察しのいい皆さんならもうわかるでしょう。

若干語感が似ている……似ている……か?

似ています!!!!でしょう?????ね?????

似ているんです。かすってるんです。それなりに。どれなりに?

これ、私が好きな作家さんである森博嗣先生のエッセイタイトルである「つぶやきのクリーム」シリーズにあやかって2回目のタイトルからそういう方向性にしてみました。ちなみに今回で終わりです。5文字は短すぎてそれっぽい語感のもの浮かびませんし。タイトルがタイトルとして機能しないのは如何なものかと思いまして。

ちなみにつぶやきのクリームシリーズ、私の大好物でして。

つぶやきのクリームに始まり、2冊目のタイトルがつぼやきのテリーヌと続き、つぼねのカトリーヌ、ツンドラモンスーン……

私、そもそも新刊チェックあまりしないので、amazonで見かけた「ツンドラモンスーン」というタイトルに対してつぶやきのクリームシリーズとはしばらく気づけませんでしたから。

「えっ、ツ、ツンドラモンスーン!?」ってなりました。

つぶやきのクリームからだいぶかけ離れて行く様が楽しみで、100の講義シリーズとこれは出たら絶対買ってます。

いえ、もちろん森博嗣先生といえば「すべてがFになる」や「スカイクロラ」などで有名ですし、小説ももちろん読んでますが、まぁ小説よりもエッセイの方を多く買っているのでどちらかといえばエッセイ作家になりつつあります。私の中で。

 

それともう一人。

私の、一種の理想形みたいな作家さんです。

出会いは富士見ミステリー文庫時代の武田日向さんのイラストが表紙だった、「GOSICK」なんですけども。その作者である桜庭一樹さんの小説が好きで。

好きだから小説をコンプしたいんですけど、でもそれもなんだか惜しくて(お金がなくて、とも言う)。いや、強請れば買ってもらえなくもないんですけど。

年に2冊とか、そのくらいをご褒美みたいに買って読むのが好きで。

ニートになるとご褒美が贅沢にとって変わってしまうので、気がひけるんですよね。何もしてないのにご褒美とは何事か、と。生きるだけでも大変なんだから許してよって。誰にも言えないのでここで言いますけど。自分にご褒美っていう感覚、ときどき買う桜庭一樹さんの本で思い出すんですよ。

こういうのを思い入れというのかもしれませんね。

ところでこの方、小説を世に出す傍ら、読書日記なるものも出版されていて、書評もしていますし、とにかく本を読む人で。見境ないみたいに。狂ったように。まるで水を飲むみたいに。息を吸うように。とにかくなんでもないことのように。それがうらやましくて仕方がない。読書サイボーグかと思えば小説を書いている。書評も書くし、講演だってするし。すごいよね。ね。それしか言えねえや。

本を読んで彼女が思ったこと、その頭の中が知りたくて、読書日記買おうと思ったんですけど、読んだら読んだで同じ本が読みたくなるし、でも先に積んでる本も読みたいし。とにかく時間が足りなくて。いや、違うな。単純に本を読み続けるだけの集中力とか、忍耐力とか、そういうのが足りないのかな。

読み始めて、気づいたら本が読み終わってるとか、そういうのが理想的で。私、何度も途中で本から顔をあげてしまうんですよね。ちょっと時計を見て、残りページ見て。その行動に自分でもちょっと落胆してしまうみたいなのがあって。

年が明けるまで、読書頑張ってみようかなって思います。っていうと多分頑張りませんけど。

 

森博嗣先生は、どちらかというと、小説を読むのをやめれば小説を書く時間はできるよね。って人で。

桜庭一樹先生は、小説だろうと小説じゃなかろうととにかく読むものは読むし、書いてもいるし。

ビジネスで本を書いているひとと、人生を小説に費やしているひとの違いなので、別にどちらが正しいとか間違ってるとかそういうことが言いたいわけじゃないんですけど。

どちらもそれぞれに羨ましいと思うところはあるので。両方のいいとこどりみたいな器用な真似はできませんけど。

ただ思うのは、そういう個人の中で納得できるような充実した生活がとにかく羨ましいなってことで。

 

そうそう、桜庭一樹さんといえば「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」なんかも有名ですよね。タイトルだけなら一度見聞きしたことあるのでは。

私が初めて読んだGOSICK以外の作品がその「砂糖菓子〜」なんですけど。

当時、16か17歳くらいだった私は、まさに人生にぽつりと存在したリア充時代のはじまりを生きていて。バンドマンの彼氏を持つという実績を解除して少し経ったころです。彼氏のバンドではないんですが、同世代のバンドマンの友人もいて。彼もGOSICKにハマってくれて。どういう経緯で私が本を貸したのか全く記憶がないんですが。その彼にも「砂糖菓子〜」を貸して、で、そのままあげました。今は全然平気なんですけど、当時は作中で動物がばらばらになる描写がダメで。たぶん深夜に読んでたことも相まってトラウマじみたものが植えつけられたんでしょうけど。

何年か前に買い直して今は本棚に収まっています。装丁が変わってしまったので、どこにもラノベっぽさがなくて。GOSICKもレーベルが変わって装丁が変わってしまって、ラノベ感ないですよね。ラノベをバカにするわけじゃないですけど、ラノベにしては文学的で、でも設定がラノベ的みたいな感じが好きでした。武田日向さんのイラストが可愛かったというのもありましたけど。そう言えば、新装版には挿絵はあるのかしら。うーん、これは本屋にいかなければ〜(本屋に行きたいだけ)

 

まぁ、好きな作家さんの話をしているのでついでにオススメの本でも紹介させてもらいましょうか。どうせここまで読んでるってことは、今暇してるとか、時間があるんでしょう。ここじゃ何者にも配慮しないので、無理して最後まで読まなくていいですけど。

 

森博嗣先生に関しては、「的を射る言葉」っていう薄っぺらいやつ。超おすすめです。

なんなら「すべてがFになる」とか「スカイクロラ」とか読まなくてもいいです。まずは的を射る言葉っていう箴言集読んでみてください。小説じゃないです。箴言集です。

それが面白いと思えたなら、たぶんエッセイを読むといいでしょう。

小説はあんまり読んでないのでこういう人にはコレ!というオススメはできません。でもすべてがFになるから始まる、所謂S&Mシリーズは面白いですよ。まだ全部読めてないですけど。

つぶやきのクリームシリーズとか100の講義シリーズとか、一番読んでほしいのが母親なんですけど、まぁ読んでくれませんよね。これ読めつって読ませるのもなんか違いますし。

 

で、ここからが本編です。

桜庭一樹先生の本のオススメですけど。もうこれみんな既読なの承知でオススメとかしちゃいます。

まずミステリーが好きなあなたはつべこべ言わず「GOSICK」を読んでください。ちっちゃい女の子が好きなら尚更読むべきだし、バディ物が好きなら読むべきだし、世話焼きでヘタレな男子が好きなら読むべきだし、マカロンとフリルが好きなら読むべきです。焦らず一巻から読むのだ。年に一冊読めば10年以上は優に楽しめます。少しずつ舐めるように消化して行くのもまた面白かろう。

次に中高生あたりの女の子が好きという人には、私はまず「荒野」を勧めさせてもろてます……。これ、荒野って名前の女の子の話なんですよ。一応3部作みたいな扱いだったけど、まとめて単行本になって、文庫の方はどういう形になってるのか実はよく知らないのでなんとも言えませんが。小説家でだらしなくて着流しで過ごしている父親と、娘の荒野と、美人の再婚相手(…だったかな?)と、その連れ子の男の子。すこしずつ膨らんでいく胸と、友達の視線。断片的にしか思い出せないので読み返そうと思います。

あとキャットファイトという言葉にピンときたあなたには「赤×ピンク」がオススメです。成人するか否かという年頃の女の子が、廃校で夜な夜な地下キャットファイトクラブでショーをしているんだけど。もうこの時点で刺さる人には刺さっていると思います。皆までは言わん。あとはその目で確認してほしい。(あんまり思い出せてない)

文学的なところで言えば、「少女七竈と七人の可愛そうな大人」や「赤朽葉家の伝説」を推します。「私の男」なんかはどちらかというと映像的だったと思います。

人間と人外の組み合わせが好きというのであれば「ほんとうの花を見せにきた」を。人の世の隙間でひっそりと生きているバンブーっていう竹のお化けと、複雑な経緯で女の子の格好で外に出る羽目になる男の子のお話で。野暮なことを言うけど、わたしこれ読んでボロ泣きしちゃって。テレビで芸能人がおすすめするだけあって、感情のある人間なら間違いなく最後まで読んでしまうと思う。

最後に、文庫化されていないものを勧めるのは大変忍びないんですが、「じごくゆきっ」っていう短編集を。表題作の「じごくゆきっ」ですが、まず生徒のおもちゃみたいになってる若い熱血女教師が放課後教室に残ってた女子生徒を逃避行に誘うんですよ。もうこの辺から「あぁ〜〜〜〜」ってなる人いるでしょう? ね、気になるでしょう?

 

たぶんこれ、普通ならamazonの商品リンクを記事中にねじ込むところなんでしょうけど、文字がずらーっと並んでるのを見るのが好きなのであえてねじ込みませんでした。

不親切で申し訳ないがここじゃ私は何者にも配慮しないんでね。ちくわパンを知らない人に向けてちくわパンの説明をしないのもそういうことなんで。すまんな。

 

疲れたのでこの辺で終わりにします。

ご清覧ありがとうございました。

いくら丼

素より大変お世話になっております。

 

「そういえば、今日って土曜日なんですね。」

という書き出しから始めて、その辺によくいる曜日感覚の曖昧なニートの話をしようと思っていましたが、なんやかんやしているうちに日曜日になってしまったのでやめました。ほかにもいろいろとくだを巻いてみましたが、しょうもないので消しました。

 

今日は加湿器の掃除しました。前回掃除した時から1シーズン分丸々掃除していないので、なんか蒸気の出も悪い気がしたので。パーツを外していったら案の定といった有様でした。変色しているものの、メレンゲを焼いたみたいな塊がへばりついているものの。爪楊枝で刮ぎ落としてやりました。やりました。

 

あと最近、思ったことが。

体力が落ちるとこまで落ちたなぁ、と。

ここ最近1日2回寝るんですよ。あたしゃ保育園児か?

昼過ぎから夜まで寝て、夜が明ける前に一旦寝て、朝が来たら起きる。みたいな。

6時間くらい遅らせたらたぶんちょうどいい按配の生活リズムなんだと思います。

 

朝に起きて、お昼寝をして、夜に体を温めて寝る。それだけで、心身ともに健康になれると思いますけど。出来ないのは不健全に対する憧れがあるからでしょうかね。

健康は何にも勝る財産ですよ。よく知りませんけど。

 

我は母方から代々女系にのみ受け継がれる高血圧遺伝子を持つ者……。

なので、塩分には気をつけなきゃいけないし、トイレでも安易に踏ん張ってはいけないんですよ。力むと脳の血管が破裂するので。うーん、困る。うんこだけに。フヒヒw

しょっぱい食べ物好きなので残念でならないです。いくら丼がたべたい。

猫が好きなのに猫アレルギーみたいな悲しみを背負って生きていかなければならないのか…

つっても、高血圧になりやすい系譜に私が組み込まれているのかそうで無いのかは詳しく検査しなきゃわからないんですけど。可能性はあるよ、ってことで。

いくら丼がだべだび……

 

いくらの粒を噛み締めた瞬間に血管が弾けるイメージ。

たぶん高血圧に警鐘を鳴らすポスターとかCMとかで使えると思いますよ。

一粒300メートル。燃費としてはどうなんでしょう。

 

一粒300メートル……もしかしたら、いくらを食べた時にわたしが死に急ぐ距離なのかもしれない。

 

おわり。

ちくわパン

は、ちくわパンが好きなんです。知ってます? ちくわパン。

知らない人は今すぐ道民御用達のセイコーマートに行って惣菜パンの並んだ棚を見てきてください。ついでに買ってください。それ私にください。ニートは人間の慈悲によってのみ生きるんですよ、皆さん。知ってます?

 

で、なんでちくわパンの話をしているのかというと、なんとカルビーのポテトチップスにちくわパン味があったんですよ。つい先ほど母親からいただきまして。開封済みのやつ。たぶん一枚二枚味見したんでしょうね。しかもちゃんと私専用のスナック菓子用トングを添えてくれました。持つべきものは気がきく母親ですよ。あと弟。

 

それで、このちくわパン味のポテチ。ちくわパンの味がするかと聞かれると、まぁちくわパンっぽい味はするなって感じです。まぁたいていのポテチはそんなもんでしょう。

ちくわパンのちくわの中に入ってるツナマヨのマヨネーズ成分を強く感じますね。あとはバカ舌なのでよくわからないです。

 

ちくわパンが好き、とは言いましたが、別に365日毎食ちくわパンというのは望んでませんし、一週間に一回どころか一ヶ月に一回食べるかどうかってレベルです。年に一回は食べてると思いますけど。

唐揚げだって好きですけど、三つ以上食べると胃がもたれてしまうし、その前に噛む顎が疲れてしまうし、同じ味ってすぐに飽きてしまうじゃないですか。私はバカ舌なので尚更。

好きって、そんなもんじゃないですか? 距離感的に。

ちくわパンはいつ食っても美味いので、何食べるか困った時とかに思い出して食べます。でもちくわパンってどこにでもあるわけじゃないんでね、そこは神の采配次第ですよ。

ちくわパンの自動販売機があったとしても、お金がないので買えませんし。

パン作りの心得があればちくわパン専門店とかやってみたいんですけど、それはたぶん別の世界線の私がやってくれていると思うのでこの世界線ではやりません。

この世界線は私がニートやる運命なもんでね。そこは譲れませんよ。

 

別世界線のもう死んでしまった私に羨望と嫉妬と憐憫入り混じる思いを馳せつつ、次回の更新かツイッターかそこらへんでお会いしましょう。では。